保護猫を飼う条件が厳しいのは本当?飼うまでの流れとその理由

保護猫のこと

ペットショップやブリーダーからではなく保護猫を飼ってみようって人も多いかと思います

でもよく保護猫を譲渡してもらうのには条件や審査が厳しいって聞くけどほんとなの?

せっかく飼いたいと思ったのに条件が厳しいんじゃ・・・

結論から言います

これは保護猫団体さんや個人で保護猫活動をされている方達独自のルールなので、すべての保護猫に当てはまるかと言ったらそうではありません

ただ、いくつか件があるのは本当です

しかし条件があるのにはそれなりの理由があるんです

先日に静岡ねこの会の代表さんと少しお話をさせていただきましたが、どれも猫のことを最優先に考えた納得できる内容でした

その内容をお伝えしていきますね

里親希望者さん用 お申込みアンケート

静岡ねこの会さんでは、こう題されたアンケート用紙に書き込んでいきます

まず里親希望者さんの基本となる情報で氏名、年齢、職業、住所などから始まり、ペット可の住居なのか、また現在ペットを飼われているか、飼っているのならばその子の詳細など里親希望者さんのもう少し細かな情報など

他には静岡ねこの会さんからの譲渡条件を守っていただく事ができるかどうか

【完全室内飼育、保護猫が子猫だった場合の適切な時期の避妊、去勢手術、毎年のワクチン接種、体調不良時の病院での診察など】

譲渡された後の定期的な近況報告

どんなことがあっても終生責任をもってお世話していただけるか

一部抜粋させていただいた内容なので、これ以外にもまだありますし、お話を聞いた時には、これはあくまでも最低限のことで、ここから実際にもう少し細かな話をしていくとのことでした

なぜ厳しいと言われているのか

ペットショップやブリーダーと違い利益追求をされていないのが一番大きな理由でしょうが誤解してはいけないのは、全てのペットショップやブリーダーが簡単な手続きで飼うことができる、ということではありません

ペットショップのスタッフさん達だって動物好きで仕事されているのでしょうから、あくまでもペットショップなどと比べたら・・・ということですね

少し話がそれましたが、保護猫活動をされている方達は猫がかわいくてたまらないのです

心の底から猫たちが幸せになることを願っています

保護猫活動をされている方達はペットとして見ているのではなく、家族として迎えてくれる方を望んでいるのだと思います

人、動物、ではなく同じ命なのだから比べることすら失礼、そもそも人や動物の垣根を作ることの考え方すらおかしいし、それは人が勝手に作ったもの

といった感じにとれました

これは動物好きの方ならわかってくれるのではないでしょうか

ファミねこもこの意見には同感です

保護猫を飼うまでの流れ

では実際に保護猫を譲渡してもらうのはどのような流れになっているのでしょうか

こちらも個人の方や団体さんによって違うところはあるのでしょうが、大まかな流れとしては

  • 譲渡会に行き、実際に猫と対面
  • スタッフさんと話をしながら里子に迎えたい旨を伝える【このときにどんな子が希望なのか伝えた方がわかりやすいと思います】
  • アンケート用紙に記入し、その後さらに細かな話をしていく【ここで譲渡してもらうことが、できるのかどうか決まってきます】
  • トライアル開始日までに必要なものを揃えておく
  • 実際に保護猫との生活が始まる【トライアル】
  • トライアル終了後に契約

といった感じです

トライアルという初めてのワードが出てきましたが、お試し期間のことです

先住猫やその他のペットがいる際にはその子との相性はどうか、とか飼い主さんとの相性はどうか、とかその環境に猫が慣れることができそうか、など実際に生活してみないとわからないことをお試しで行うのです

期間はおおよそ二週間から一月ぐらいですが、状況によっては二か月とかになることもあります

もちろんトライアルを行った結果ダメな場合もあります

その場合は残念ながらまた引き取ってもらうわけですが、これは飼い主さん、先住ペットやトライアルに向かう保護猫、すべてが幸せになってほしいためですから仕方のないことですね

厳しさの中に

厳しいと言われているのは理解していただけたと思います

先住猫がいるお宅で、新たに猫をお迎えしたいと思っているご家庭でも先住猫ちゃんがベランダには出ている、リードを付けてのお散歩が日課になっている、などこのようなご家庭には保護猫をあまりお勧めできないと仰られていました

次の子をお迎えした際には完全室内飼育が必須条件となっているため、先住猫ちゃんも室内から出さないようにするというのが条件になってきます

その場合先住猫ちゃんは今までは外に行けたのに、次の子を迎えたとたんに外に行くことができなくなったとなれば、先住猫ちゃんにとってはかなりのストレスになってしまうかもしれません

なのでこのようなご家庭にはちょっとお勧めできないかな・・・とも仰られていましたね

もちろん話し合いのなかでトライアルは可能になる場合もあります

しかし保護猫に早く家族を見つけてあげて幸せになってほしい想いがありながら、今いる猫のこともちゃんと見ることができる

これにはハッとさせられました

先住猫ちゃんに我慢させてまで次の猫をお迎えしたいということも人の勝手なエゴですしね

それと猫を飼ったことがない、飼うのは初めてという方でもサポートしていただけるので安心ですよ

気になった子がいたとしても、初心者さんにこの猫は飼うのが難しいと思ったら、その内容を説明してくれて飼いやすい他の猫を紹介してくれたりもします

最後に

お話を聞けば聞くほど保護猫の譲渡条件がただ厳しいのではなくそれ以上の愛情があることが伝わってきました

もう二度と悲しい思いや苦しい思いはさせたくない

それが厳しいと言われるいくつかの譲渡条件になってきているんだなって

何も知らない人からしたら保護猫は条件が厳しいという情報を耳にすれば保護猫をお迎えするのはやめておこうかな、話を聞きにいくのも怒られそうでこわいなって思う人もいるかもしれません

しかしそうではなくて厳しい以上の優しさに溢れた人達だってことを理解して行けばきっと保護猫たちのことをもっと理解し、条件が合えば譲渡していただくことは難しいことではないとわかるはずです

誰よりも次のご家族のもとで最後の時まで幸せに暮らしてほしいって思っている人達ですから

保護猫の譲渡はいろいろな方達が様々な方法で行っています。保護猫を迎えたい方は保護猫の譲渡はどこから?を参考になさってください

今回お話をさせていただいた静岡ねこの会さんの情報は下記から閲覧できます

キャットレスキュー静岡ねこの会ブログ【こちら猫村2丁目22番地】

ファミねこのプロフィール
この記事を書いた人
ファミねこ

1974年生まれ
静岡県出身
茨城県→滋賀県と転勤をし、現在は静岡県在住
3頭の猫と暮らしていることから、猫関係、趣味の模型製作、カメラなどのブログを展開予定
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