外を歩いていたり自転車や車で通りかかったときに野良猫を見つけることがあるかもしれません
えっ、でもあの猫ってほんとに野良猫?誰かの飼い猫じゃない?ってなりますよね
それがほんとに野良猫なのか確信を持つことってなかなかできません
全ての飼い猫が首輪をしているわけでもないし、田舎の方ではまだまだ外を自由に散歩している猫もいて完全室内飼育ではありません
しかしその猫がケガをしている子だったら?
親猫とはぐれてしまった子猫だったら?
これは飼い猫だろうが野良猫だろうが、放っておくことはできません
今回はそんな子達に出会ってしまったらどうしたらいいのかお伝えしていきます
ケガをしている猫に出会ったら?
まずはケガをしている猫に出会ったときです
そんなことなかなかないよ~って言うかもしれませんが、そうでもないんです
これは実際にあった事なのですが、○○の場所でケガをした猫を見つけたんだけど、保護してもらえませんか?という問い合わせが某保護猫団体さんに来た時のお話です
見つけた方はまず保護猫団体さんに連絡してきたそうなんです、この方はケガをした猫を見つけて、たぶん野良猫だろうということから保護猫団体さんに連絡したんですね
でもこれって何かがへんですよね?
みなさんおわかりでしょか?
そう、ケガをしている猫なんです
えっ ケガをしてるのにまず連絡したのが保護猫団体?まずは病院に連れて行くんじゃないの?
って思うかもしれませんが、その方も猫を救いたかったから保護猫団体さんに連絡してんでしょうね
もしかしたら病院代って連れて行った自分が払うのかな?助けたところで猫飼えないからどうしようって思いが頭をよぎったのかもしれないです
なので、まず保護猫団体さんに保護をできるかどうかの確認をとったのかもしれません
だとしても、これは順番が間違っているってみなさんも思いますよね
もしこれが人だったらどうでしょうか
すぐに救急車を呼びますよね
そうです、猫も人も同じ命なんです
保護猫団体さんからしたら、ケガをしているのであれば、まず病院に連れて行って処置をしてもらってください
連絡はその後お願いします
それはそうですよね、その間に命を落としてしまうかもしれません
保護猫団体さんや保護猫活動をされている方達は連絡すれば預かってくれるし、病院代はお支払いしてくれます
その団体さんや個人の方が直接預かれない状況だとしても他の預かり先を探してくれます
それよりもその子の命の方が大事なんです、動物が好きな方って人や動物の区別をしません、まして損得で動いたりもしません
損を考えるのならばボランティアで保護猫活動なんてしていないでしょう
当たり前のことですが、その優先すべきことができずに、まず保護猫団体に連絡してくる人がいることに怒りを抑えながらも悲しんでいました
子猫を保護したときは?
明らかに親猫とはぐれてしまった子猫を保護した時も同様です
親猫とはぐれてしまった子猫は体温が低下してしまったりしていることが多いので、すぐに温めてあげてください
ブランケットでくるんであげたり、カイロやお湯を入れたペットボトルをタオルでくるんで子猫にそえるなどしながら病院に連れて行ってあげてください
こちらも保護猫団体さんなどへの連絡を優先してしまうと命を落としてしまう危険があります
子猫でも明らかに元気そうな子であればミルクを飲ませてあげたりしながら保護猫団体さんに連絡をしたり、知り合いの方で飼えそうな方がいれば連絡すればいいですしね
連絡の順番
当たり前のことですが、いずれにしてもまず病院で処置をしてもらう
保護猫団体さんへの連絡はそのあと
これは複数の保護猫団体さんが仰っていましたが、頭ではわかっていても、いざその場面に直面してしまうとできない人も少なからずいるようです
ケガをしている猫や子猫を見つけたことを連絡をしている時点で見て見ぬふりをする人よりは立派なことだと思います
ただ、その順番は間違えないようにできるだけ冷静に対処できるようにしたいですね
最後に
日本は先進国なのにペット後進国と言われています
残念ながら処分されている子達もまだまだたくさんいます
法の中ではペットは命ある生き物ではなく物扱いなんです
飼い主さんが亡くなられたお家で飼われていた猫や犬たちはお腹を空かせていても、ケガや病気の子がいてもその身内の方の許可なくして助けてあげることもできないんです
その方の所有物なんです、こんな情けない法律しかないんです
その中で保護活動をされている方たちは必死になって命を助けよう、なんとか次につなげようと活動されています
せめて目の前にケガをした猫がいたら、まずその命を救ってあげるという最低限のことが当たり前にできる世の中になってほしいですよね
最近ではSNSで【#動物はものじゃない】というハッシュタグを貼られている方も多いですし、全ての生き物に平等で優しい世界になればいいですね
それでは良いキャットライフを!
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